予防・健康診断

混合ワクチン・抗体価検査

ワクチンは接種すれば絶対大丈夫!というものではありません。
ワクチン接種によるアナフィラキシーショックなどの副反応が起こる可能性も少なからずあります。
一緒に接種の必要性を検討しましょう。

●必要最小限の接種
年齢や環境、利用施設等による接種計画
感染しにくい条件が整っていれば、必ずしも毎年接種の必要はありません。

●ワクチン抗体価検査
ワクチンを打つ予定の時期に血液検査を行います。
○抗体があるなら今回は打たなくて良さそう
○抗体が少ないので今回は打つ方がいい など

ノミ・ダニ

気温が上がってくると寄生が活発化しますので、発生前に予防薬の使用が望ましいです。
ノミが寄生してしまうと家の中で毎日大量の卵を産み、繁殖します。犬、猫にアレルギーや貧血を起こしたり、危険な病気を媒介することもあります。
人は刺されると強い痒みが長時間続き、刺された場所には跡が残ってしまいます。
マダニは近年、人が感染すると致死率10%〜30%とされる大変怖いウィルスを媒介すると言われています。
犬、猫に寄生しないように気をつけることも重要ですが、人も草むらなど入る時には注意が必要です。

予防薬:フィラリア

フィラリアが蚊の口から降りて皮膚に侵入し血管に入る前に
月に一回投薬して駆虫する、という方法で感染を予防します。
通年投与が確実ですが必要最少限の投薬としては、蚊が出始めたら投薬開始、完全に蚊を見かけなくなってからさらに1 ヶ月後まで毎月投与となります。

狂犬病ワクチン

狂犬病予防法により接種義務のあるワクチンです。
毎年の接種、注射済票の交付を受けることが必要です。

健康診断

犬や猫は具合が悪くてもそれを隠して普通に生活する傾向があります。
聴診したり、粘膜の色をみたり、皮膚のはりを診たり、外観の様子やお腹を触診したりの日常的な簡単なことから、血液検査やレントゲン、超音波検査などを利用して現状の把握をします。
年齢や状況、ご予算、ご家族のお考えなどに合わせ一緒に幅広く健診パターンを検討しましょう。